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マンリョウ(実) ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 
2005年12月4日  豊橋市(普門寺) Canon EOS 5D EF17-40mmF4L f/4.0 1/80sec ISO1600

関東地方以西の西日本に分布し、山野の林下に生える常緑低木。高さ30〜60cmになる。葉には丸い鋸歯があり、本種の大きな特徴である。茎は年月を経過してもあまり太くならず、果実をたくさん稔らせると頭を下げてしまう場合も多い。根元から新しい幹を出して株立ちとなる。和名は「万両」の意味であり、センリョウと比較して、より果実がたくさん付き、美しいとの意味であるという。
果実は赤く熟し、翌春まで残る。昔から、“赤い実”の植物は大金にたとえて呼ばれるが、センリョウ(千両)・マンリョウ(万両)もその例にもれず、また、カラタチバナが百両、ヤブコウジが十両と呼ばれ、その名のとおり縁起のよい植物として古くから正月の床飾りの寄せ植えや切り花として使われてきた。