前の日 1月4日



アリドオシ(実) アカネ科 アリドオシ属 
2005年4月3日 普門寺 Canon EOS 20D Tamron90mmMacro f/2.8 1/125sec ISO800

暖地の山地に生える高さ20〜60cmになる常緑低木。枝には長さ約2cmの鋭い刺がある。葉は対生で、葉質は硬くて光沢がある。葉身は長さ7〜30oの卵形。枝先や葉腋に白色の花を2個ずつつける。花は長さ約1pの漏斗形で、先は4つに切れ込む。核果は球形で紅色、翌春5月まで枝上に留まる。蟻を刺し通すほど刺が鋭いことが名の由来であるが、9月に実が稔り、翌年5月まで持つ事から「有り通し」とも言われる。
センリョウ・マンリョウと一緒に寄せ植えされ、「千両万両有り通し」との語呂合わせで縁起物として正月飾りに用いられる。また、イチリョウ(一両)の別名があり、マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)と、おめでたい木の最後に位置づけられる。