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ヤブラン(実) ユリ科 ヤブラン属 
2006年1月5日 葦毛湿原(周辺) Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/2.8 1/1000sec ISO400

ヤブランは関東地方以西の温暖な地に生育する常緑の多年草。名の由来は林縁などの藪(やぶ)に自生して、葉が蘭に似ていることから。名の由来通りシュンランに似た線形の葉が根元から群生する。葉先がシュンランは尖っているが、ヤブランには丸みがあるところが相違点。
8月末から10月くらいまで薄紫の花を付け、その後、黒色の果実が稔る。果実にはツヤがあり、宝石のように輝いて美しい。
ジャノヒゲの肥大した根部を乾燥したものが、麦門冬(ばくもんどう)とされると同様に、ヤブランの根にも肥大する部分があって、乾燥したものを大葉麦門冬(だいようばくもんどう)といい両方薬用に用いられる。