前の日 1月17日



カラスウリ(実) ウリ科 カラスウリ属 
2005年11月20日 葦毛湿原(周辺) Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/4.5 1/3200sec ISO400

カラスウリは蔓性の多年草。 林の木にツルを絡ませて茂る。茎や葉に細毛があり、葉の表面はビロード状、縁にはギザギザがあり浅く3〜5裂する。秋の赤い実はよく目立つが、花は日が暮れてから咲くため、目にすることは少ない。大きさは8〜10cmくらいのレース状の花で、純白で美しく、風にそよぐ姿は舞踏会の貴婦人のようである。秋の終わりに楕円形の赤い実をつける。赤い実の中には無数の黒い種があり、その形が打ち出の小槌に似ているところから財布の中に入れておくとお金が貯まると言われている。 実を成熟させた後のカラスウリは、今度はツルを下へ下へと延ばし始め、地中に入りイモを作るそうである。ツルの先にイモを作る植物は他には無いのではなかろうか。なかなか個性的な植物である。