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ソシンロウバイ ロウバイ科 ロウバイ属  
2006年1月15日 豊橋市二川町 Canon EOS 5D EF100mmMacro F/4.0 1/80sec ISO800

ソシンロウバイはロウバイ同様中国原産の落葉低木。わが国へは江戸時代初期に渡来したといわれている。葉は有柄で対生15cmの卵形・卵形楕円形で両端は尖る。縁は全縁。質は薄い。表面はざらつく。12月から2月ごろ、葉に先立って花を咲かせる。ロウバイ(蝋梅)は薄黄色で中央部が暗紫色であるが、ソシンロウバイ(素心蝋梅)は花全体が黄色で中央部の花被片にも色の変化がない。「ソシン」とは「他の色が混ざらない」という意味で、東洋ランなどでよく使われる用語である。新春、冬枯れの庭で真っ先に咲く柔らかい黄色の花と高貴な香りは貴重である。