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セントウソウ(仙洞草、先頭草) セリ科 セントウソウ属  
2019年1月30日 田原市 SONY α7R3 LAOWA15mm F/2.0 Zero-D 1/2500sec ISO400

セントウソウは,山地の日陰に生えるセリ科セントウソウ属の多年草。 日本固有種で、セントウソウ属はこの種のみの単型種となっている。
地域個体差が多いので、深山に生育して より葉が小さいミヤマセントウソウや 屋久島に産するヤクシマセントウソウや奈良県に産するヒナセントウソウ等の 変種がある。
ちなみにやや似ているイワセントウソウはイワセントウソウ属で別属である。
セリ科のなかではもっとも早く花を咲かせるもののひとつ。
当て字のひとつ「先頭草」は開花の早さからきているようだ。「仙洞草」の 当て字は仙人の住む洞窟ということらしいが、名前の本当の由来は不明である。

群生して高さは10〜35cmとなる。葉は殆ど根生し、長い柄のある2回3出複葉、 小葉は卵形で鈍鋸歯がある。葉の間から複数散形花序を出す。小散形花序は 5〜10個の小さな白色の花をつける。花弁は5個で内側に曲がる。
花期は4〜5月となっているが、温暖な渥美半島では1月下旬から開花が始まる。
セントウソウは食べることができ、生だとイタリアンパセリとコリアンダーの 中間のような味がするとの事だが、食毒不明とも言われ、確証は無い。我こそはという挑戦者にレポートして頂けるとありがたいが。(汗)