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ミツマタ ジンチョウゲ科 ミツマタ属  
2006年1月29日 新城市 Canon EOS 10D Tamron28-75mmF2.8(75mm) F/4.0 1/45sec ISO100

ミツマタは中国の中南部からヒマラヤにかけての地域原産の落葉低木。古くから日本に導入され、江戸時代から製紙に使われるようになった。各地で栽培されており、時に野生化している。ジンチョウゲは常緑の低木であるが、同じ科なのにミツマタは落葉樹である。ジンチョウゲもミツマタも枝が三叉になり、花の形もよく似ている。枝が三叉になる事が名の由来である。一年に一度木の枝が3つに分かれるので、分かれた箇所を数えるとミツマタの年齢がわかる。樹皮には強い繊維があり、和紙の原料になる。しわになりにくく高級で、また虫害にも強いので、1万円札などの紙幣や証紙など重要な書類に使われる。3〜4月、柔らかい黄色の筒形の小花が蜂の巣状に集まってやや下向きに咲き、大変美しい。栽培種には赤花もあり、こちらも美しい。