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カラタチバナ(実) ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 
2006年2月11日 愛知県緑化センター Canon EOS 5D Tamron90mmMacro F/4.0 1/8sec ISO400

関東地方以西に分布し、山野の林下に生える常緑の小低木。茎は直立して高さ20〜100
cm。葉は互生して披針形、表面光沢があり、裏面腺がある。7月にその年の茎の葉腋に長い柄のある白色の小花を数個つける。花冠はがくともに5裂する。マンリョウの仲間で、濃緑の葉と赤い果実が美しい植物。マンリョウと比べると、草丈はせぜい50cm前後とやや低く、葉はスラッと細長く披針形で大型、厚く光沢がある。マンリョウと同様に、古典園芸植物として江戸時代に改良が進み、斑入りや葉形の異なる多くの品種が栽培され、現在もかなり残っている。中国名は「百両金」という。日本でも別名をヒャクリョウと言い、センリョウ、マンリョウ等と並び、縁起の良い植物とされる。