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ヒメオドリコソウ シソ科 オドリコソウ属 
2006年3月5日 下伊那郡阿智村 Canon EOS 5D EF100mmMacro F/5.6 1/40sec ISO100

ヒメオドリコソウは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、各地の人家周辺や道ばた、田畑などにごくふつうに見られる越年草。茎は下部で分枝し、立ち上がって高さ10-30cmとなる。4稜があって下向きの短毛が生えている。葉は対生する。葉身は心形で表面は細脈部が著しく凹入りしてしわとなる。上方の葉が赤みを帯びる。葉にも粗毛が多い。花は上部の葉腋に密に付き長さ1cm、紅紫色、唇形で上唇の背に粗毛があり、筒部上部の前側が著しく膨らむ。
 オドリコソウの名は、花の形が笠をかぶって踊る人に似ている事が由来であり、ヒメは同属のオドリコソウと比べ、より小さいとの意味である。ヒメオドリコソウもまた春一番に咲き始める花である。