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キクザキイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属 
2006年3月21日 足助町 Canon EOS 5D EF70-200mF4L(200mm) F/8.0 1/100sec ISO1600

キクザキイチゲは北海道及び本州の近畿地方以北に分布し、山地の落葉樹林内に生える多年草。花茎は高さ10〜20cm。茎葉は3個輪生し、3出複葉で、小葉は羽状に深裂し鋸歯がある。根生葉は2回3出複葉で長柄がある。茎頂に直径約3cmの花を1個開く。花弁に見えるのはすべて萼片で、10枚前後ある。萼片の形はは線状長楕円形で8から3個で淡紫青色〜白色。雄蕊、雌蕊ともに多数。葯は白色。名の由来は菊のような花を咲かせる一輪草の意。キクザキイチリンソウともいう。カタクリの花の咲く頃に一緒に咲き、群落をつくって美しい。よく似た花のアズマイチゲは、葉の先に丸みがあり、葉は垂れ下がっているように見える。イチゲの仲間もまた、スプリングエフェメラル(春の妖精)である。