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タチシオデ ユリ科 シオデ属
2005年4月27日  葦毛湿原  Canon EOS 20D Tamron 90mmMacro f/8.0 1/60sec ISO400

タチシオデは本州から九州、朝鮮・中国に分布する多年草。
山地の林縁や明るい草原などに生育する。太い地下茎があり、春に勢いのあるシュート(1本の茎に葉がついているまとまり)を出す。花が咲くシュートに付く葉は被針形に近いが、勢いのないシュートの葉は幅が広く、卵状楕円形。葉柄の基部から巻きひげを出して他の植物にからみつく。雌雄異株である。
5月から6月にかけ、長い花柄を持った球状の花序を葉腋に形成する。雄花の花被片は6枚で、ほとんど反り返らない。雄しべは6本で葯は小さく、楕円形で長さ1mm弱。雌花の花序はは密集した球状の散形であり緑色。花被片は6枚で反り返らず、柱頭は3つに分かれている。緑色なので目立たず地味ではあるが趣のある花である。特に雄花(画像)はまるで手鞠のようで可愛い。