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ノイバラ バラ科 バラ属
2005年5月17日  葦毛湿原  Canon EOS 20D Tamron90mmMacro f/5.6 1/320sec

ノイバラは北海道西南部から九州、朝鮮半島に分布する落葉の低木。原野や河原などのやや水分条件が良く、日当たりの良い場所に生育する。高さ数mになることもあるが、半ツル性であり、巻き付くものがない場所では高さ1m程度である。棘の種類には短枝の先端が棘になったものと葉が変形したものがあるが、ノイバラの棘は根元から取れ、葉が変形した棘であることがわかる。葉は羽状複葉であり、葉の表面は光沢がない。5月に枝先に総状の花序を形成する。純白の5弁のほのかな香りのある花を開き、全株満開になったときはみごとな風景となり美しい。秋に赤い果実が稔り、民間薬として利用される。利尿、下剤に1日量2〜5グラムを煎用するが、かなり急激な下剤効果があるので素人療法は避けた方が無難なようだ。他にもにきび・はれもの、胃弱、口内炎などに効能があるそうである。