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ナルコユリ ユリ科 ナルコユリ属 
2005年5月26日  豊橋自然歩道  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/13sec ISO100

山地の林下に生える多年草。和名の由来は葉腋から垂れ下がる花の列を、鳥を追う鳴子に見立てたことから。葉は細長く、長さ8〜15p、幅1〜2.5p。花は1〜5個ずつ垂れ下がってつく。地下茎は肉質で太く、しばしば塊状となる。アマドコロとよく似ているが、一番の違いは茎の断面が丸いのがナルコユリ、角張っている(稜がある)のがアマドコロである。
ナルコユリの根から黄精(おうせい)という生薬(しょうやく)が作られる。黄精(おうせい)は強薬として病後の衰弱者や慢性病、リューマチ、痛風などの体の弱っている場合に用いられる。滋養強壮に良い植物である。(一度に大量に用いたり、長期間連用すると副作用がある場合があるので適宜の用い方が必要)