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イヌツゲ モチノキ科 モチノキ属 
2005年6月12日  葦毛湿原  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.6 1/200sec ISO100

本州以南の日本各地に生育している常緑低木。和名は,櫛を作るツゲ(黄楊)に似ているが,材質が劣るからということに由来している。「イヌ」という接頭語は「似てはいるが,あまり役に立たないもの」の意味で使われる事が多い。愛犬家には不本意であろう。
初夏に白い小さな花をつけ,冬になると黒い実をつける。雌雄異株であるので、果実がつくのは雌株だけである。雄花は葉腋から長さ5〜15mmほどの花柄を形成し、枝分かれして2〜6個の花を咲かせる。雌花は葉腋から1つの花が咲く。雄花には4本のおしべがあり、雌花には4本の小さなおしべと中心にめしべがある。なお、庭園や公園・街路などによく植えられているタマツゲはイヌツゲの園芸種である。