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ハッチョウトンボ 不均翅亜目 トンボ科 ハッチョウトンボ属 
2005年7月3日  田原市 黒河湿地  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/250sec ISO400

ハッチョウトンボは体長が2cmしかない日本で一番小さなトンボである。東南アジア産のものは日本のものよりもさらに小さく、体長約15mmで世界最小のトンボである。体の色がオスは全身真っ赤で、メスはお腹の模様がヒラタアブに似ていて、オスよりは地味な色をしている。ハッチョウトンボの名前は、名古屋市矢田の八丁畷(はっちょうなわて)に多数生息したのが由来。本種の生息地はミズゴケやモウセンゴケなどがよく生育している湿地や湿原状の止水(池など)域である。このような湿地が都会化により減少しているので生息環境は狭まっており、天然記念物に指定している地域も少なくない。葦毛湿原でも観測されているようだが、ここ3年見ていないので絶滅したのではないかと危惧している。田原市の黒河湿地では数多くの個体に出会えて感激した。 ♀の画像はこちら