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ノカンゾウ ユリ科 ワスレグサ属 
2005年7月14日  葦毛湿原  Canon EOS KissDN EF100mmMacro f/5.6 1/200sec ISO200

ノカンゾウは草原に生育する多年生の草本で、本州、四国、九州に分布する。草原としてはやや湿性の場所を好み、湿原のほとりなどにも生育する。7月から9月に橙赤色の花を咲かせる。花の色は変化が多く、褐色を帯びていると思えるほど濃いものもある。花は朝咲いて夜にはしぼむ1日花である。
若芽・若葉・花は食用になり、かるく茹でて水にさらして、酢の物、酢味噌、そのまま天ぷらにして食べるとクセが無く美味しいそうである。一度食べてみたい。古名のワスレグサの名の由来は、花の蕾(つぼみ)を乾燥したものや、新芽を食べると、憂(心配)いを忘れることができたことから付いた名だという。
比較的高山の湿地に好んで自生するニッコウキスゲも同じユリ科・ワスレグサ属であり、ノカンゾウは橙色が強く、ニッコウキスゲは黄色味が強いがどちらも美しい。