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アオモンイトトンボ 均翅亜目 イトトンボ科 
2005年6月26日  豊橋市 幸公園  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/400sec ISO800

関東平野以西の平地の代表的なイトトンボの一つ。暖かい地方の平地の池や沼で普通に見られる、胸部側面が美しい淡緑色で腹端が青色のイトトンボ。和名は雄の腹部の青色斑にちなんでいる。腹長は22〜25mm。田んぼやため池の周囲の草むらや、湿地化した休耕田などの上を、風に揺られながら漂うように飛ぶ姿をよく見かける。飛翔は緩やかだが人の気配には結構敏感で、縄張り行動をしているとき以外は近寄りにくい。アジアイトトンボと混生することが多いが、どちらかというと本種のほうがやや少ない。
「イトトンボ」と呼ばれるグループは体(胸〜腹)が細くて、体全体のサイズも小さく、まさに糸のようなトンボである。小型の種類が多いためトンボにあまり興味のない人は見逃してしまう存在であるが、注意して観察してみるとなかなかの美しさに思わず見入ってしまう。