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サワオトギリ オトギリソウ科 オトギリソウ属  
2005年8月7日  茶臼山  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/3.5 1/200sec ISO800

山地の水辺や沢筋に生える多年草。沢など水辺に生えるオトギリソウという意味。草丈は10〜15cm。葉は丸みの強い楕円形で段毎に大きく角度を変え対生する。葉には明るい油点が散在し、透かして見ると中国景徳鎮のホタル焼湯飲みのように明るく透ける。縁には黒点がある。茎は細く、茎先や枝先に黄色い5弁花を咲かせる。花にも明点や明腺が入る。花径は10o程度。
その昔、薬草を用いて鷹の傷を治すことで有名な鷹匠がいて、その薬草を秘薬として秘密にしていたが、人のよい弟がその薬草の名を他人に漏らしてしまった。これを知った鷹匠は怒って、弟を切り殺してしまったというのがオトギリソウの名の由来だそうである。名前から乙姫様を想像していたのだが弟切草だった訳で随分イメージが違っていた。