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オオバギボウシ ユリ科 ギボウシ属  
2005年8月7日  茶臼山  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/5.0 1/100sec ISO200

明るい草原や林縁などのやや湿ったところに見られる多年生草本植物。6月から8月ごろ、花茎を長く伸ばして花をつける。蕾がかたまりのときは苞葉だけが開いて星形の花に見える。やがて、たくさんの紫白色の筒状花を総状に咲かせる。淡紫色の花は朝に開き、完全には開かない。そして夕方には閉じてしまう。一日花であるが、新しい花が次々と咲くので結構長い間楽しめる。名の由来は、若い花穂の形が宝珠に似ているため偽宝珠、または橋の欄干の偽宝珠に似ているからなどの説がある。若葉は柔らかく食用になり、ウルイとよばれる山菜のひとつで特有の苦みのある風味とぬめりがある。また山かんぴょうの名もあり、乾燥して保存食に利用される。