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ヤブラン ユリ科 ヤブラン属 
2005年8月6日  葦毛湿原周辺 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/1600sec ISO400

ヤブランは関東地方以西の温暖な地に生育する常緑の多年草。名の由来は藪(ヤブ)のようなところに生え、葉がランの葉に似ていることから。確かに常緑樹林の中に生育するシュンランと葉が似ている。シュンランの葉は先端が尖っており、やや堅いがヤブランの葉の先端は鈍頭に終わっており、やや柔らかい。
秋の到来を感じさせる花で、夜が涼しくなると待ちかねたように淡紫色の花を咲かせる。そして秋に稔った果実は動物や鳥たちへの恵みとなり、種子を遠くに運んで貰える訳である。