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ツルニンジン キキョウ科 ツルニンジン属  
2005年9月8日  津具村 面の木園地 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/2000sec ISO200

ツルニンジンはキキョウ科の蔓性の多年草で、他の植物にからみついている。葉や花は人参と似ても似つかないが、根が朝鮮人参に似ているのでこの名前がついた。
8月末頃から花が咲き始める。花は側枝に下向きにつけ、内側が赤褐色で、外側は淡緑の広い釣鐘状となる。5分した大きな萼は良く目立つ。蕾のときは、薄緑の堤燈状で紙風船のようなユーモラスな形をしている。別名をジイソブ(ソブは木曾地方の方言でソバカスの意味)という。これより少し小型の(爺に対して婆)バアソブもある。
ツルニンジンは生薬として抗がん剤・滋養強壮薬となる。また、サポニンが体脂肪を燃焼させるのでダイエット効果もあり、なかなか有用な植物である。