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セイタカアワダチソウ キク科 アキノキリンソウ属  
2005年10月10日  葦毛湿原 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/8.0 1/80sec ISO100

セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物である。もともとは観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは大二次世界大戦後。蜜源植物として優秀であるので養蜂業者が積極的に種子を散布したとの話もある。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。
 多年生草本であり、群落を形成して繁茂することが多い。花粉アレルギーの元凶の濡れ衣を着せられたことで、嫌われる植物のひとつになってしまったが、セイタカアワダチソウは花粉をミツバチなどの昆虫によって媒介させる蜜源植物であり、花粉を風に乗せてばらまく植物(風媒花)ではない。花粉アレルギーの元凶でないのならば対応が改められても良いのであるが、いったん広がった風評はなかなか改められておらず、気の毒だが相変わらず嫌われ者の花なのである。