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ツリガネニンジン キキョウ科 ツリガネニンジン属 
2005年10月16日  新城市 比丘尼城趾 Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.5 1/160sec ISO100

ツリガネニンジンは山野の乾いた草原に生育する多年草。ワレモコウ・オミナエシなどと共に、秋の到来を感じさせる植物の1つである。根は真っ直ぐ地中に深くのびていて60〜80センチに達する。形はゴボウのようで、色はうすい黄色をしている。この根が朝鮮人参に似ている事と、釣り鐘状の花が名の由来。8月〜10月に可憐な花を咲かせる。顎は細くて糸状であり、雌しべは釣り鐘型の花から少し突出する。花が開いた直後は雌しべの先端はこん棒状であるが、その後先端は3つに分かれて広がる。
春の若芽は「トトキ」といって美味しい山菜である。「山でうまいはオケラにトトキ」と言われるが、私はオケラもツリガネニンジンも食したことは無い。特にオケラは花の時期には葉も茎も非常に堅く、トゲもあってとても食用になるとは思えないのだが・・・。一度試してみなければと思っている。