11月15日 今日は何の日


ウメバチソウ ユキノシタ科 ウメバチソウ属 
2004年10月16日  葦毛湿原 Canon EOS 20D EF50mmMacro f/5.6 1/80sec ISO100

ウメバチソウは北海道から九州まで広く分布する多年草。おもに山地帯の湿原に生育する。夏に花茎を出すが、それまでは長い柄のある根生葉があり、ロゼット状。花茎がでる頃には根出葉は無くなる。葦毛湿原では11月上旬から下旬にかけ、花茎を出して頂きに白い花を咲かせる。花茎には無柄の葉が1枚付く。5弁の白色花弁は緑色の脈が目立つ。太く白い花糸を持つ雄しべとともに、糸状に裂開した仮雄蕊(ゆうずい:雄しべのこと)があり、これがウメの花の雄しべを連想させる。仮雄蕊の先端には腺体があり、裂開数によって変種に細分される。ウメバチソウは15〜22に分かれ、エゾウメバチソウは9〜13に、コウメバチソウは7つに裂開する点で区別される。
葦毛湿原では、ウメバチソウとホソバリンドウが年間最後の花となり、これらの花が終わると湿原に冬が訪れる。


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