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ベニバナボロギク キク科 ベニバナボロギク属 
2005年11月13日  葦毛湿原 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/5.6 1/200sec ISO800

ベニバナボロギクはアフリカ原産の帰化植物。戦後間もなく九州で発見され、現在では関東地方まで広がっている。茎は上部で枝分かれし、高さ70pほど。葉は互生し、長さ10〜20pの倒卵状楕円形。茎の株の葉は羽状に裂ける。花期は7〜10月。頭花が枝先に総状につき、下垂して咲く。花冠の上部はレンガ色、下部は白色。茎は太いがやわらかく、後下方の葉は不規則な羽状に分裂する。シュンギクに似た香りがあり、食用になる。 
ベニバナはともかくボロギクとは、かわいそうな名前である。理由は花が終わって綿毛になる頃が、ボロ布のほころびた様子に似ているから付けられた。花自体はボロボロというイメージは無く、うなだれているところがちょっと情けないが、よく見れば飾り房のような美しさがある。