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ヤマラッキョウ ユリ科 ネギ属 
2005年11月3日  葦毛湿原 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/2.8 1/160sec ISO100

ヤマラッキョウは本州福島県以南の地域に生育する多年草。やや湿潤な草原に生育することが多く、湿地の周辺にも見られる。地下には球根があり、地際から数枚の細い葉を出し、夏の終わりから晩秋にかけて花茎を出して紅紫色の小さな花を多数咲かせる。花の少なくなる11月の終わり頃、ヤマラッキョウは枯葉色の景色の中に紅紫色の小さな打ち上げ花火が上がっているようで美しい。和名は山に生えるラッキョウという意味だが、球根は小さく、味もよくないので食用にはされない。食用に栽培されているラッキョウは中国原産のもので、花は色も形もよく似ているが、やや小振りである。