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ランタナ クマツヅラ科 ランタナ属 
2005年11月13日  豊橋市 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/4.0 1/6400sec ISO800

ランタナは熱帯アメリカ原産の半耐寒性常緑小低木。江戸時代の末期には渡来していたという、歴史のある帰化植物である。葉には硬い毛があり、形は卵形。葉縁は鋸歯状で対生する。花期は4月から11月と大変長く、温暖な東三河では12月まで見られる。花は淡紅色、アジサイを小さくしたような小さな花が沢山咲き、黄色から橙赤色、濃赤色に変わるため「七変化」の別名を持つ。1つの花を見ると、花弁は4つに分かれている。つぼみは角が張り出した四角形でおもしろい。四角形のつぼみは他に見た記憶がない。
熱帯から亜熱帯の地域ではランタナが帰化植物として大害草に指定されており、見つけ次第駆除しすべき植物として指定されているそうである。冬季、霜が降りないような地域では、帰化植物となって大繁茂する可能性がある。花は大変美しいのだが、他の植物を駆逐する厄介者になる危険性を持っているようである。