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マメガキ(実) カキノキ科 カキノキ属 
2005年10月30日  津具村 面の木園地 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/2.8 1/4000sec ISO800

マメガキはカキノキ科の落葉高木。中国が原産で、わが国へは古くに渡来した。柿渋を採るために広く栽培され、とくに信越から東北地方に多いため「シナノガキ(信濃柿)」とも呼ばれる。雌雄異株で、6月ごろ葉腋に黄白色の花を咲かせる。雄花は萼がほとんど無く、雌花は萼が大きい。
果実は3〜4cmの長楕円形で黄色から黒紫色に熟し、霜の降りるころには食用になる。小さい果実が鈴なりになる姿はなかなか美しく、切り花や鉢植え、盆栽などの観賞用にも使われる。カキの実の柿色は日本人が好む「侘び寂び」の趣を持つ独特の味わいがあり、紅葉と並んで日本の秋を美しく彩ってくれる。