ひっつき虫  

 果実の表面に鉤毛などを持ち、動物の毛や人間の衣服にひっついて散布される種子。これらの仲間の種子散布形式は「動物散布」と呼ばれる。これらの植物は冬になっても種子を散布せず、茎の先端などにつけたまま動物が通りかかるのを待ちかまえている。残念ながら動物に付着することが出来ない場合には、春になって茎の根元が腐敗することでようやく地面に散布される。
ひっつき虫にはセンダングサ、ヤブジラミ、オナモミ、イノコヅチの仲間などがある。

センダングサ

ヤブジラミ

オナモミ

イノコヅチ