シュンランは常緑の草本。北海道から屋久島まで分布し、中国にも生育している。和名のとおり春に咲くランの代表である。
花は6枚のパーツで出来ている。上と左右に開いた3枚の花弁らしきものは萼で、その内側に開いていない緑色の花弁が2枚、その下側に紋様のある白色の花弁が1枚、合計6枚である。下側の唇弁はランらしい色と形をして美しいと思うのだが、濃紫色の斑点がホクロやシミのように見えるのかホクロとかジジババというカッコ悪い別名がある。