ツクバネウツギは関東以西に分布する落葉低木。林縁部や明るい二次林に生育する。乾燥した尾根などよりも谷筋などの適潤地に多い。「衝羽根空木」の名の由来はウツギに似た木で、種に追い羽根が付いている事から。花はハンドベルのようで愛らしい。栽培種のハナツクバネウツギはツクバネウツギを小型にしたような花で、やはり5枚の萼がある。こちらは葉が小さく若枝がザワザワと伸びる。公園の生け垣などによく利用されている。