高遠のコヒガンザクラ
高遠城址にコヒガンザクラを見に行ってきました。既に散り始め
でしたが満開の木も多く残っており、ハラハラと舞う桜の花びらの
下で楽しい散策ができました。

H17.04.21 撮影

高遠湖対岸から見た高遠城址公園。
サクラの三大名所(高遠、弘前城、吉野山)のひとつに数えられるだけあって素晴らしい景観である。
高遠城址内のコヒガンザクラ
公園内には約1500本の木があり、あでやかに咲き誇っていた。
コヒガンザクラはエドヒガンザクラとマメザクラとの交配種でソメイヨシノより花が小振りでピンクが濃い。色の鮮やかさもさることながら花付きが非常に良く、一枝一枝に多量の花が付いている。
散り始めという事もあって公園内の池に花びらが一面に浮いていた。
生憎の曇り空であったが、夕方一時日が差してコヒガンザクラが美しく輝いた。
公園内の斜面にはアズマイチゲが群生していた。お天気のせいもあってか開花している花は無く、残念ながらすべて蕾であった。
別の斜面にはヤマエンゴサクが咲いていた。「水色の妖精」である。
勝間薬師堂のしだれ桜
高遠城址からほど無い処に見事な枝垂桜がある。廃寺の境内に残った薬師堂に勝間の里人が植樹した桜だそうで、樹齢約130年にも及ぶそうである。
高遠自慢のコヒガンザクラは中央高速道路伊那インターチェンジにもシンボルとして植えられていて、満開のコヒガンザクラが出迎えてくれたが、他にも市内至る所に見られる。勝間薬師堂の近くの墓地でも大きな木一杯に花を付けていた。