5月19日(木) 友引
旧暦 3月30日
月齢 28.9 晦日月 (中潮)


<行 事>

奈良唐招提寺うちわまき
東京浅草三社祭り(21日まで)


<過去の出来事>

聖武天皇の時代に禁酒令が出される(737年)

織田信長軍が桶狭間の戦で今川義元軍を破る(1560年)

剣聖・宮本武蔵没(1645年)
 天下無双の剣を誇った宮本武蔵は、また人生の達人でもあった。その信条は、次のようなものがよく知られている。「世々の道に反くことなし。身に楽しみをたくまず。よろずに依怙の心なし。一生の間よくしん思わず。わが事において後悔せず」。墨絵や彫刻にも非凡な才能を発揮。著書に『五輪書』があり、その人生は剣術と芸術の二刀流といったところ。1645年(正保2)のこの日、62歳の生涯を終えた。

ハレー彗星が地球に大接近(1910年)

対仏ベトナム独立同盟(ベトミン)が結成(1941年)

東京の食糧メーデーに25万人が参加(1946年)

日経連の前身、経営者団体連合会(経団連)結成(1947年)

白井義男がダド・マリノに判定勝ちし日本初の世界フライ級選手権獲得(1952年)

自民党、衆議院で新安保条約を強行採決(1960年)

今村昌平監督『樽山節考』、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(グランプリ)受賞(1983年)



<記念日>

無し


<今日の雑学>

銚子と徳利
禁酒令といえばアメリカが有名だが、日本でも聖武天皇の時代の737年5月19日に禁酒令が出されたことがある。ところで、日本で酒の器と言えば、銚子か徳利だが、その違いはご存じだろうか。今では同じように使われる言葉だが、もともとは正月のお屠蘇や、神前結婚式の三三九度に用いられる、柄や下げ手のついた鍋型の酒器が銚子、瓢箪のような形の酒器が徳利と呼ばれていた。銚子は平安時代から使用され、のちにおもに儀式用となった。一方、徳利は古代の酒器である瓶子から変化したもので、酒を運ぶ道具として発達。酒を燗をして飲むようになった江戸時代に、銚子をじかに火にかけて燗をすると味が悪くなるため、徳利に酒を入れて湯燗するようになり、徳利が一般化。次第に徳利を銚子と呼ぶようになった。ちなみに徳利の語源は、酒を注ぐ時の音という説、朝鮮語のトックル(酒壷)からきたという説などがある。