11月28日(火) 先勝
旧暦 10月16
月齢 14.7 十六夜 (大潮)


<行 事>

東京品川千躰荒神祭

三の酉


<過去の出来事>

真宗の開祖・親鸞上人入寂(1262年)
 「善人なおもて往生をとぐ 況んや悪人をや」は『歎異抄』の有名な言葉。親鸞の妻帯は当時の仏教者としては異例で、周囲から非難され弾圧を受けた。しかし修業に専念し悟りを得て真宗を開き、民衆に広く教えを説いた。「明日ありと思う心のあだ桜、夜半に嵐の吹かぬものかは」――今日すべきことはやり終えるよう全力で生きた親鸞は、1262年(弘長2)の今日、享年90年歳の大往生をとげた。

徴兵令の詔書(1872年)

北海道に初の鉄道開通(1880年)

わが国初の洋式社交クラブ・鹿鳴館開館(1883年)

富士山で東大、慶大、日大生が雪崩で集団遭難、死者15人(1954年)

球界の黒い霧事件(1969年)

東北・上越両新幹線起工式(1971年)

福田内閣改造。対外経済担当相を新設し、元駐米大使・牛場信彦を起用(1977年)

国鉄の民営化決定(1986年)



<記念日>

●税関記念日(大蔵省)
1872年のこの日、それまで運上所(うんじょうしょ)と呼ばれて輸出入・税務業務を行っていた役所が「税関」と改められたことを記念して、大蔵省が制定した日。



<今日の雑学>

西洋化のシンボル・鹿鳴館
明治18年の今日、鹿鳴館が落成した。その夜は皇族や大臣をはじめ、各国の公使が夫人とともに招かれ、千人あまりの盛大な開館式が行われたという。明治11年に外務卿となった井上馨が、日本と外国の不平等な関係を改善するために、日本の西洋化、近代化を認めさせるために洋式社交場・鹿鳴館を建築した。英国建築家コンドルによって設計されたレンガ造り2階建ての建物は、1年半の歳月と総工費18万円を要して完成。ハガキ1枚1銭の時代である。この日から連夜ダンスパーティーが開かれ、欧化にいっそうの拍車をかけた鹿鳴館文化が花開いた。