12月23日(土) 先負
旧暦 11月11日
月齢 10.1 (宵月) (長潮)



<行 事>

<過去の出来事>

江戸幕府、日蘭(オランダ)和親条約を締結(1855年)

富くじ興行を禁止(1868年)

石川倉次らが日本訓盲点字を完成(1890年)

南アフリカのダートが猿人の化石を発見する(1942年)

東条英機らA級戦犯が死刑執行される(1948年)

初のスーパー「紀ノ国屋」東京・青山に開店(1953年)

東京タワー完成式挙行(1958年)
 高さ 333m、1000人を収容する展望台(120m地点)まで1分間で上がる超スピードエレベーター付きの東京タワーが完成。1958年のこの日完工式が行われた。当時はまだ空気が澄んでいたせいか、北は筑波・赤城の山々、南は伊豆大島、西は日本アルプスまでを一望できた。総工費は28億円。展望台のイメージが強いが、テレビやラジオ、気象観測、交通管制などに活用される電波塔である。

映画会社「大映」倒産(1971年)

シンボリルドルフ、有馬記念を制し初の4冠達成(1984年)



<記念日>

●テレホンカードの日
1982年のこの日、東京・数寄屋橋公園に日本電信電話公社(現NTT)がカード式公衆電話の第1号機を設置した。あわせて、最初のテレフォンカード「遊ぶ字シリーズ」も発行。これを記念して電電公社は翌年より毎年12月23日を「テレホンカードの日」と制定した。



<今日の雑学>

点字の父・石川倉次
明治時代の初頭、東京の訓盲唖院には小西信八、石川倉次という優れた盲人教育の先駆者がいた。当時は、普通の文字を凸出させただけのものが盲人用の文字として使われていたため、難しい漢字の触覚による読み取りには熟練した技術が必要で、小西らは盲人教育の壁につきあたっていた。盲人用にはもっと別な形の文字が必要だと痛感した小西は、教育博物館館長の手島精一に相談。手島は渡米した際に入手した英国製の点字盤を見せ、日本語用に改良することを奨めた。そこで、小西が理科の実験に熱心な石川に依頼。石川は遠山邦太郎とともに日本式点字の研究に没頭した。1980年ついに完成し、1903年のパリ万国博覧会で金牌を受けることとなった。