2月17日(金) 先負
旧暦 1月27日
月齢 26.3 (暁月) (若潮)



<行 事>
青森八戸えんぶり
滋賀土山田村神社厄除祭り


<過去の出来事>

ボルドーにティエールの仮政府が成立(1871年)

歌劇『蝶々夫人』初演(1904年)

カーターがツタンカーメンの墓を発掘(1925年)

日本政府が国際連盟勧告に反し熱河進攻決定(1933年)

死なう団が皇居・議事堂前などで切腹を図る(1937年)

新円を発行(1946年)

イギリスが水爆製造開始を表明(1955年)

『堕落論』の流行作家・坂口安吾没(1955年)

京浜安保共闘が真岡市で猟銃・散弾を奪取(1971年)



<記念日>

天使の囁きの日
1978年(昭和53年)のこの日、北海道・幌加内町(ほろかないちょう)の母子里の郷で国内最低気温(非公式)のマイナス41.2℃を記録。このことより、同町の住民が寒さを体験するイベント「天使の囁きを聴く集い」を開催している。天使の囁きとは、ダイヤモンドダストのことである。



<今日の雑学>

坂口安吾のペンネームの由来
1955年の今日、作家・坂口安吾が脳出血のために他界。今日は「安吾忌」として供養されている。坂口安吾こと炳五(へいご)は1906年10月20日に生まれた。戦前はぱっとしなかったが、戦後の混乱期に評論『堕落論』がベスト・セラーになり、太宰治らとともに「無頼派」と呼ばれた。覚醒剤と睡眠薬と酒、鬱病によって精神錯乱を起こすこともあったが、小説「桜の森の満開の下」など多くの名作を残した。さて、彼の筆名「安吾」とはどんな意味なのだろう。本人は、中学時代の漢文教師に「炳五という名はもったいない。自己に暗い奴だから“暗吾”と名乗れ」と言われたことに由来していると言っている。本名は丙午に生まれた五男ということからつけられたもので「炳」には「輝く」の意味があるからだ。しかし、それは照れ隠しで、僧がこもって荒行をするという仏教用語「安居」のもじりだという説もある。