3月21日(火) 先勝
旧暦 2月30日
月齢 28.8 晦日月 (中潮)


二十四節気

春分 (しゅんぶん)
二月中 太陽視黄経 0 度
日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧)
この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。



<行 事>
春分の日(祝日)


<過去の出来事>

遣欧使節伊東マンショらがローマ教皇に謁見(1585年)

徳川家康が幕府直轄領のキリシタンを禁止(1612年)

西洋近代音楽の父J.S.バッハ誕生(1685年)
 『マタイ受難曲』をはじめ数多い傑作を残したJ.S.バッハが、1685年のこの日、ドイツに生まれた。バッハの家系は200 年にわたって50人以上の音楽家を輩出した音楽一族で、遺伝子学上でも興味深い対象とされている。

小学校令を改正。(1907年)
 尋常小学校を6年制(義務教育)に、高等小学校を2年制にする。

ハンガリーにソヴィエト政権誕生(1919年)

函館市で大火。死者650人(1934年)

第1回NHKのど自慢全国コンクール優勝大会(1948年)

日本初の色彩劇映画『カルメン故郷に帰る』封切(1951年)

奈良・高松塚古墳で極彩色壁画発見(1972年)



<記念日>

●国際人種差別撤廃デー
1960年のこの日、南アフリカのシャープビルで、人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対するデモ行進に対して警官隊が発砲し、69人が死亡した。この事件が、国連が人種差別に取り組む契機となったことから、人種差別撤廃のための記念日とされた。



<今日の雑学>

「のどか」と「うららか」
彼岸も終わると、日もゆるんできて、のどか(長閑)でうららか(麗らか)になってくる。のどかとは、静かで穏やかなようすをいい、うららかとは、日の光ののどかなさまをいう。ではこの語源は?のどかには、ノビトオヤカとかノドケの転訛という説がある。記紀・万葉のころは単に「のど」といい、季節感とは関係なかったが、10世紀初めには日和そのものを言い表すようになり、春の季節を表現する言葉として使われるようになった。長閑の「長」は日の長さをさすとか。一方、うららかは、古代の「うらうら」という言葉が「うらら」(文部省唱歌『花』でも「春のうららの隅田川」と歌われている)と略されたものに、接尾語の「か」がついたものだといわれている。もとの「うらうら」は江戸時代の語学書『言元梯』では「ユラユラ(寛々)の転」としているが、ユラユラはゆったりとしたといった意味と思われる。