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ニシキギ(実) ニシキギ科 ニシキギ属 
2005年11月13日 豊橋自然歩道 Canon EOS 5D EF100mmMacro f/8.0 1/100sec ISO400

ニシキギは北海道から九州に分布する落葉低木。湿地の周辺や渓流沿いなどに生育する。和名は錦木で、紅葉が錦のように美しいことが名の由来。その名の通り、秋には見事に赤く染まる。果実はサク果で晩秋に熟し、裂けて橙紅色の種子が現われる。また、果実はシラミの駆除に利用していたため、シラミコロシの別名もある。枝のコルク質の張り出し(翼)に特徴がある。この翼を採取して日干しにして乾燥させ、黒焼きにしたものを、ご飯で練るとトゲ抜きの民間薬となる。患部に塗布するとトゲが浮いてくるそうである。