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カナメモチ(実) バラ科 カナメモチ属 
2006年1月1日 葦毛湿原(周辺) Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/4.0 1/160sec ISO100

東海地方以西、四国、九州に分布する常緑小高木。山地の斜面に多く、乾燥した尾根筋や沿海地にも生育する。高さ5〜10mになる。葉は互生し長さ6〜12cmの長楕円形〜倒卵状楕円形で先端は鋭くとがり、基部はくさび形、ふちには細かい鋸歯がある。新緑の頃に真紅の芽を出し、大変鮮やかで美しいことからアカメモチの別名がある。生け垣などによく用いられる。花期は5〜6月、直径10cmほどの複散房花序に白い小さな花を多数つける。晩秋に美しい実をつけるが、目にすることは少ない。
カナメモチの語源は、これで扇のかなめを作ることに由来という説と、アカメの転訛したものという牧野富太郎博士説がある。