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マムシグサ(実) サトイモ科 テンナンショウ属 
2005年10月30日 津具村 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro f/4.5 1/250sec ISO100

マムシグサは北海道から九州に分布する多年草。森の木陰等に生育する。春に地下の球根から茎を伸ばし、2枚の葉と仏炎苞を形成し、その中に花序がある。紫色の花は仏炎苞という形で咲き、20センチにもなる。その形が蛇の頭に似ているところが名の由来。花が枯れると付属体の元に実が、徐々に充実してくる。最初緑色の実は、やがて上から赤く熟してくる。つややかな赤と緑の実は秋の枯葉のなかでかなり目立つ。根はサトイモ科だけに芋の形をしており、同じサトイモ科のコンニャクに似ている。但し、コンニャク属と違って、マムシグサの仲間のテンナンショウ属の球根は有毒なので注意が必要である。