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セツブンソウ キンポウゲ科 セツブンソウ属  
2012年2月8日 新城市 Canon EOS 60D EF70-200mm(200mm) F/2.8 1/100sec ISO100

セツブンソウは、主に石灰岩地の樹林内に生えるキンポウゲ科の多年草。 高さは5〜15cm、根生葉は5〜10cmの柄があり3全裂、裂片はさらに細裂する。 花茎の先端につく茎葉は総苞状で対生し、その中心から花柄をのばし、先端に直径2cmほどの白い花をつける。 花弁状に見えるのは5個の萼片で、花びらは退化し黄色い蜜腺に変化している。葯(やく:雄しべの花粉のあるところ)は青紫色をしている。萼片の白・雄しべの青・蜜線の黄色のコントラストが美しい。
早春に芽を出し、節分の頃に花を咲かせることが名の由来。6月頃地上部分は枯れてしまう。スプリング・エフェメラル(春のはかない命)と呼ばれる春植物の代表種である。 生息地の環境変化に対する適用力が弱く、環境省のレッドデータブックでも絶滅危惧種に指定されている貴重な植物である。