前の日 2月4日



イイギリ(実) イイギリ科 イイギリ属  
2006年1月29日 新城市 Canon EOS 10D Tamron28-75mm F/5.6 1/3000sec ISO400

イイギリは、本州、四国、九州に分布する、普通雌雄異株の落葉高木。幹は真っ直ぐに伸び、10m以上となる。枝が車輪の軸のように横に大きく張り出すので、遠目でも分かり易い。葉は大きく、桐に似ていて昔ご飯を包んだと言うことから、飯桐(イイギリ)になったようである。
花は5月〜6月。花弁のない円錐花序を垂らし、いい香りをさせる。晩秋から初冬にかけて、ナンテンによく似た真っ赤な実をちょうどブドウの房のように枝からぶら下げる。冬も本番というころにまだ赤い実が残っているのを良く見かけるが、味が良くないのだろう。他の果実が無くなった頃、鳥にとっては貴重な食料となるようである。