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ハコベ ナデシコ科 ハコベ属  
2006年2月5日 葦毛湿原(周辺) Canon EOS 10D Tamron90mmMacro F/5.6 1/90sec ISO400

ハコベは日本全土の日のあたる野原、道ばた、田畑に普通に見られる2年草。高さ10-30p、花は直径6-7mm程度である。花弁が10枚あるように見えるが、先が根元近くまで2裂しているのでそう見えるだけで実際は5枚。春の七草の一つとして昔から七種粥に入れるなどして食べられてきた。若い葉は軟らかくてクセがなく、食べやすい。また、スズメグサ、ヒヨコグサとも呼ばれ、小鳥が好む花として世界的にも有名である。漢方では血の道をつかさどる薬草として有名で、又、塩に混ぜて焼いたハコベ塩は江戸の頃から歯磨きに使われている。歯槽膿漏を予防する昔の人の知恵である。