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コセリバオウレン キンポウゲ科 オウレン属  
2006年1月29日 新城市 Canon EOS 10D Tamron90mmMacro F/8.0 1/2sec ISO200

コセリバオウレンは山地の林内に生える小形の多年草で、本州と四国に分布している。根生葉は3回3出複葉で小葉がセリの葉の様に細かく切れ込んでいる。早春に7〜10cmほどの花茎を出し、分枝して1cm位の白花が3個づつ咲く。白い花弁のように見え、外に長く伸びているのは萼片で5〜7個。花弁はへら状で萼片より細く小さい。雄しべの葯は白色、葉がセリの葉のように見えるのでこの名がついた。薬草として利用され、健胃(けんい)、整腸薬として消化不良や下痢止めに用いられる。

近縁のセリバオウレンは葉が2回3出複葉で草丈も20cm前後と大きいところが識別点となる。