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フキ(フキノトウ) キク科 フキ属 
2005年2月13日 新城市 Canon EOS 20D EF70-200mmF4(200mm) F/5.6 1/320sec ISO400

フキは東北地方以南の日本各地に生育する多年草。サハリン原産とされており、耐寒性に優れる植物で、繁殖源である地下茎は寒地でも越冬し、2月〜4月ころに花茎を出して、その茎の先端に白い可愛らしい花をつける。花は全て先端が5つに分かれた筒状花であって、キク科によく見られるような舌状花は見られない。雌雄異株で雌花は白、雄花は黄色。この花芽を一般にフキノトウといい、多くの鱗片葉をつけている。フキノトウは食用として賞味され、特有のほろ苦い味は早春の珍味であり、消化および食欲促進作用がある。薬用としても利用されており、咳止めやタン切りなどに効果がある。私もフキノトウは大好きで年に一度はフキノトウを摘みに出掛け、天ぷらや蕗味噌で早春の味覚を楽しんでいる。
花に遅れて長い葉柄をもつ円状の特徴的な葉を数枚出す。葉柄の部分も食用とされ、煮物や佃煮などに利用される。自生のいわゆる山ブキは山菜愛好家には好まれるが、細くて短い為、栽培されて野菜売り場に並んでいるのは殆どが大型になるアキタブキである。