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サザンカ ツバキ科 ツバキ属 
2006年2月5日 豊橋市 岩崎地区 Canon EOS 10D Tamron90mmMacro F/5.6 1/320sec ISO400

サザンカはツバキ科の常緑小高木。ツバキと大変近縁の植物で、日本の照葉樹林をいろどる重要な樹木である。しかし、ツバキにくらべて分布の範囲がかなり狭く、自生地は沖縄、九州、四国の西部、本州の山口県に限られている。したがって東三河で見られるサザンカは全て栽培品である。民家の垣根はもちろん、公園や街路にも非常に多く植栽され、適性が低いとは思えないが、自生が無いのは不思議である。ツバキとサザンカの違いは、ツバキの方が葉が大きくてツヤツヤとよく光っているのに対し、サザンカは葉が小さく、葉柄などには短い毛が生えていて、ツバキほどのツヤは無い。更に大きな違いは、ツバキは花弁の基部が合着しているので花全体が落下するのに比べ、サザンカは1枚づつに分かれて散る。
子供の頃、♪サザンカ サザンカ咲いた路 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き♪と童謡を歌ったが、落ち葉で焚き火する事もはばかられるご時世なので、今の子供達は歌ったとしても実感は薄い事であろう。