前の日 2月28日


ツクシ(スギナ) トクサ科 トクサ属 
2006年2月25日 豊橋市 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro F/11 1/2sec ISO400

スギナは北海道から九州、北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布するトクサ科の多年草。生育地は広範であり、時として畑の害草としてやっかいがられる植物でもある。春に胞子茎をだす。この胞子茎を、その形から筆に例え、土筆と書いてツクシと読ませる。ツクシは可愛い姿から春の使者として親しまれている。また、食用にもなる。熱を通すと赤みがまして、良い色取りになり、癖が無くよい歯ごたえがある。胞子茎(ツクシ)が枯れると、光合成を行う栄養茎が伸びてくる。一般にこちらをスギナと呼ぶ。姿をスギの葉に例えたものである。スギナは珪酸をたくさん含んでおり、スギナの群落を鎌で草刈りすると、すぐに鎌が切れなくなる。畑などに生えると、除草しにくい手ごわい雑草である。