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ジンチョウゲ ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属 
2006年3月12日 豊橋市 石巻地区 Canon EOS 5D Tamron90mmMacro F/4.0 1/125sec ISO400

ジンチョウゲは中国南部原産の常緑低木で、日本には室町時代に渡来したという。低木性で大きくなっても1mくらいの高さにしかならない。良く枝分かれして勝手にほぼ球形になり、自然に樹型がまとまるので庭木として人気が高い。2月か3月ごろのまだ寒いうちから花を咲かせ、早春に春を知らせるように芳香を漂わせる事も人気のひとつである。春のジンチョウゲ、初夏のクチナシ、秋のキンモクセイ、冬のロウバイが香りのする日本の庭木の代表である。花には花弁はなく、萼が花びらのように見える。外側が赤紫色で、内側は白い。同じジンチョウゲ科ジンチョウゲ属のコショウノキは清楚な花で香りも上品だが、それに比べ、ジンチョウゲは厚化粧で香水を付け過ぎてしまった小柄なマダムという印象である。