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ムベ アケビ科 ムベ属
2005年4月29日  葦毛湿原  Canon EOS 20D EF100mmMacro f/4.0 1/60sec ISO800

ムベは本州関東以西・四国・九州に分布する常緑のツル植物。トキワアケビとも呼ばれ、トキワ(常葉)つまり常緑である。温暖な地域の林縁などに生育し、谷沿いや斜面下部などの水分を得やすい場所に生育する。4月から5月にかけ、房状の花序を付ける。果実は紫色に熟しアケビそっくりであるが、アケビと異なり開裂しない。
ムベは雌雄同株で一株に雄花と雌花が付く。花弁のように見えるものは顎で、外列の顎は大きく、内側の3枚は線状。雌花には3個の子房があり、雄花には6本の雄しべがある。雌花は極端に少ない。
「ムベ」の名前は、天智天皇が果実を食べたとき発した「むべなるかな」という一言に由来するという伝説がある。 詳しくはこちら→ 「むべなるかな」
 なお、花に詳しい方なら画像が怪しい事がすぐ判ると思うが、実は違う木に花が乗っかっているのである。最初はこの木に沢山の花が付いていたので変わった木だなぁと撮影していたのだが、どうも変だと思い直してよく見たら高い処の蔓から落ちてきたものであった。(汗)