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ニシキギ ニシキギ科 ニシキギ属
2005年5月2日  葦毛湿原  Canon EOS 20D Tamron90mmMacro f/4.5 1/160sec ISO400

ニシキギは北海道から九州に分布し、朝鮮や中国にも生育する落葉の低木。湿地の周辺や渓流沿いなどの湿潤な場所を好む。和名は錦木であり、秋に錦織のように美しく紅葉する処からつけられた。若枝は緑色であるが、やがて翼ができる。コルク形成層が線状に発達して翼状の薄いコルク層ができるためである。(画像右下で、緑の枝に灰褐色の翼が付いているのがおわかり頂けるだろうか?)別名のヤハズニシキギ(矢筈錦木)もこの翼を矢筈に見立てたのであろう。葉は対生し、倒卵形で、先が鋭くとがり、縁に浅い鋸歯がある。葉腋に短い花柄を出し、小さな淡黄色の花をつける。小さくて葉の色とあまり区別がつかないので花に気付かない人も多いであろう。秋に葉っぱで存在価値を表す木である。